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国府台病院・精神科専門医研修プログラム

国府台病院・精神科専門医研修プログラム

基幹施設名称

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター国府台病院

連携施設

  • 国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)

  • 国立精神・神経医療研究センター病院(東京都小平市)

  • みさと協立病院(埼玉県三郷市)

  • メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ(千葉県市川市)

研修コース

  • 国府台病院基本コース

  • 国立国際医療研究センター病院重点コース

  • みさと協立病院重点コース

<国府台病院・精神科の特徴>

 国府台病院は、総合病院機能を有する基幹型臨床研修病院でもあり、多くの若手医師と身体科の情熱ある指導医と協働しています。

 精神科は、千葉県精神科救急医療システムの基幹病院に指定されており、精神科救急症例・身体合併症症例を含め、豊富な症例を経験できます。統合失調症圏、気分障害圏、認知症あるいは器質性精神障害、中毒性精神障害など多彩な症例の治療をチーム制で実践しています。入院形態は、措置入院35例、緊急措置入院6例、応急入院7例、医療保護328例、任意入院108例でした。また院内他科からコンサルテーション139例、リエゾン新規介入164例でした。

 24時間精神科救急診療を行っており、時間内救急では救急車85例、その他27例。時間外救急では救急車306例、その他387例でした。

 また、児童精神科は独立した診療体制にありますが、入院治療では密接な連携がなされ、基本コースでも十分な児童青年期症例の研修が可能です。多職種による包括型地域生活支援プログラム(ACT)を国府台地域で実証してきた経緯もあり地域支援機関との連携も活発に実践しています。専攻医が、経験すべき症例および治療場面の全てを、網羅しています。

 治療抵抗性統合失調症のクロザピン治療は、100例以上に実施してきました。統合失調症患者の家族心理教育の効果を実証し、現在は標準型家族心理教育プログラムを多職種で実践しています。患者の心理教育、グループ認知行動療法を実施しています。修正電気けいれん療法は毎週カンファレンスで適応を確認しながら年間480件程実施しています。

 その他の特徴として、日本睡眠学会認定医による睡眠障害治療の指導も可能です。新規向精神薬の治験、臨床研究にも取り組んでいます。

 専攻医は、多忙であるが充実した研修が可能です。

<国府台病院・児童精神科の特徴>

 国立国際医療研究センター国府台病院は戦後まもなくから児童精神科専門病棟を運営してきた歴史があり、専門病棟を持つ唯一の国立高度医療研究センターです。その治療は同年代の仲間関係を利用しながら、子どもたちの主体性を伸ばし、一人でも多くの子どもが社会に参加していけることを目指した臨床と研究を実践しています。また、子どもに関わる様々な職種のスタッフが児童思春期精神医学の考え方や各治療技法を理解し習熟できるよう、医療、教育、福祉に関係する専門家の研修に寄与することも活動目標の一つとしています。

 外来診療は、約70名/日の外来患者の診療に当たっており、年間600名程度の初診患者を診療してきました。また、当院の特徴として精神科開放病棟である児童精神科病棟(45床)を持ちます。長期の不登校児に対して社会参加の経験を増やすために、キャンプなどの活動的集団療法があります。また、小児の摂食障害を治療できる施設は少なく、身体的危機による緊急入院に対応するために、心療内科病棟での小児の摂食障害児の治療も行っています。

 実際に行われている治療は、力動的精神療法、薬物療法、認知行動療法、集団療法、ペアレントトレーニング、集団親ガイダンスであり、各種カンファレンスでの指導や個別のスーパーバイズを受けることができます。

 幾つかの臨床研究も実践されております。精神科専門医取得後に児童精神科の専門的な研修をする場合には、興味のある分野での臨床研究の立案から論文作成まで可能であり、児童青年精神医学会の認定医を取得に向けた症例を経験することができます。

 なお、当院の児童精神科での研修の場合には、専門病棟で子どものケースのみを担当する特徴があり、児童精神科研修に集中できる特徴があります。豊富な症例と、経験豊かな常勤医たちの指導もあり、多くのレジデントの育成をしてきた実績もあります。そして、同世代の専攻医たちと一緒に働くことも魅力の一つです。

<専門医研修プログラムの特徴>

 国府台病院基本コース、国立国際医療研究センター病院重点コース、みさと協立病院重点コースの3つのコースがあります。プログラムの特色は、急性期医療から地域生活支援までアクティブに研修できること、及び身体合併症・精神科リエゾン診療を通して、精神及び身体両面から総合的に診療する能力を習得できることです

 研修基幹施設の国府台病院は、すでに記載したとおり、千葉県精神科救急医療システムの基幹病院に指定されており、精神科救急症例・身体合併症症例を含め、豊富な症例を経験できます。また、児童精神科は独立した診療体制にありますが、入院治療では密接な連携がなされ、基本コースでも十分な児童青年期症例の研修が可能です。

 国立国際医療研究センター病院は、東京都新宿区に在り、全病床数749床、43診療科を有する総合病院で、救急救命センター、国際感染症センター等を有しています。精神科病棟は休棟中であすが、コンサルテーション・リエゾン診療では多彩な症例を経験することが可能であり、精神科リエゾンチーム、認知症ケアチーム、緩和ケアチームでの役割も学ぶことができます。

 国立精神・神経医療研究センター病院は精神疾患、神経疾患、筋疾患及び知的障害その他の発達の障害に特化した国立高度専門医療研究センターです。気分障害、統合失調症、認知症、依存症、てんかん、睡眠障害等の専門外来があり専門家による高度な指導を受けながら貴重な症例を経験できます。全国で初めて医療観察法病棟を設置し、唯一身体合併症に対応した病床を有しています。多職種チームによる専門治療を学び、司法精神医学を専門とすることを希望する者は本研修コース終了後専門領域に進むことができます。併設されている研究所と協同での臨床研究が数多く行われており、臨床研究に関するセミナーを受講し、上級医の指導のもと研究協力者として参加し、学会発表、論文発表を行うことができます。

 みさと協立病院は、埼玉県三郷市に在り、患者どうしで援助し合う関係を重視し、職員も患者とともに学び、支え合う治療的雰囲気作りを心がけています。デイケアや相談機能の拡充を図るとともに、往診や多職種チームによる訪問活動にも力を入れています。グループホーム、地域活動支援センター、患者会、家族会等と連携しており、精神科リハビリテーション及び地域生活支援に重点を置いた実践を学ぶことができます。

 メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれは、市川市に在る訪問中心の診療所です。特定非営利活動法人ACTIPS、訪問看護ステーションACT-Jが隣接し、ACT(包括型地域生活支援プログラム)や集中型のケアマネジメントを協働して実施しています。多職種による訪問型医療や支援の実務を経験できると共に、日本で展開している地域精神保健福祉ネットワークの一端を学ぶことができます。

プログラム冊子

PDFファイル (研修プログラムの詳細は、こちらです)

定員

若干 名

選考方法

1次 書類審査

2次 面接審査

応募先

応募必要書類を簡易書留にて郵送して下さい。
また、封筒には、「精神科専門医研修プログラムへの応募」と朱書き記載して下さい。

宛先

〒272-8516 千葉県市川市国府台1-7-1
国府台病院 管理課庶務係長 山口 智嗣 宛

問い合わせ先

管理課 庶務係長
TEL:047-372-3501(内線:2330)
FAX:047-372-1858
E-mail:ka01yamaguchi@hospk.ncgm.go.jp

応募必要書類

  1. 申込書(当院指定のもの)
  2. 履歴書(当院指定のもの)
  3. 大学卒業証書(写)
  4. 医師免許証(写)
  5. 保険医登録票(写)
  6. 在職証明書(臨床歴を証明するもの。当院指定のもの)
  7. 所属長の推薦状

問合わせ先

国立国際医療研究センター国府台病院
管理課 庶務係長
TEL:047-372-3501
FAX:047-372-1858
E-mail:kouedu@hospk.ncgm.go.jp

注意事項

*医師(専攻医)は当専門研修プログラムへの採用後、研修施設群のいずれかの施設と雇用契約を結ぶこととなります。 

*本専門研修プログラムは、日本精神神経学会による一次審査を通過したものであり、今後、日本専門医機構による二次審査を踏まえて修正・変更があることを予めご承知おきください。