メニューにジャンプ コンテンツにジャンプ

トップページ > 診療科・部門 > 診療科 > 放射線科 > 放射線画像検査内容と予約ページ > PET/CT検査 > PET/CT検査とは

PET/CT検査とは

petct.jpg

シーメンス社PET/CT装置
Biograph mCT flow 20

国府台病院ではFDG-PET/CT検査を地域の医療機関からお受けします。患者さんのご紹介については「PET/CT検査の予約」をご参照ください。

PETとは、Positron Emission Tomography (陽電子放出断層撮影) の略で、放射線を出す薬剤(放射性薬剤)を使って行う核医学検査の一種です。薬剤を体内に投与し、体内に分布した薬剤を特殊なカメラでとらえて画像化しま す。PET/CTはPETに加え、同時にCTを撮影することで、より詳細に薬剤が体内のどの部位に集まっているか画像化でき、精度の高い診断が可能です。

FDGはPETで使う放射性薬剤の1つで、ブドウ糖によく似た物質です。投与するとブドウ糖と同じように体に取り込まれます。がんの治療評価や転移検索に用いられるのは、「多くのがん細胞が正常細胞に比べよりブドウ糖を取り込みやすい」という性質があるためです。

  • PET/CT 01
  • PET/CT 02

 

当院はシーメンス社製の最新装置 Biograph mCT Flow 20を導入しており、従来の装置より以下のような特徴があります。

  1. 撮像範囲が広い4リング検出器がついており、撮影時間が減少しています
  2. TOF(time of flight)法の採用により、画質が向上しています
  3. 少ない線量でも高画質を保つようなソフトが導入されており、低被ばくでのCT撮影が可能です
  4. mCT flow 20では、全体の撮影時間は変えることなく、疾患に応じ部位別に細かな評価をしたい部分を重点的に撮像することが可能です
  5. 呼吸同期画像や高解像度画像もご依頼があれば容易に作成可能です
  6. 貴院で撮像された造影CTやMRI画像をDICOM規格で持参いただければ、当院で撮影したPET/CT画像との融合画像も作成可能です

検査対象

悪性腫瘍(早期胃がんを除く悪性リンパ腫を含む)

他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない方。

心疾患

虚血性心疾患による心不全患者における心筋組織のバイアビリティ診断(他の検査で判断のつかない場合に限る。)、心サルコイドーシスの診断(心臓以外で類上皮細胞肉芽腫が陽性でサルコイドーシスと診断され、かつ心臓病変を疑う心電図又は心エコー所見を認める場合に限る。)又は心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる患者に使用する。